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不整脈(心房細動、期外収縮)

調布市国領町の佐野医院では、循環器内科専門医が不整脈(心房細動・期外収縮など)の診断と治療を行っています。
不整脈は「脈が乱れる」「ドキドキする」「息苦しい」といった症状を引き起こすことがありますが、自覚症状がないまま進行するケースも少なくありません。
当院では、心電図・24時間ホルター心電図・心臓超音波(エコー)検査などを組み合わせて、正確な診断と再発予防を目指します。

不整脈とは

心臓は一定のリズムで収縮し、全身に血液を送っています。
このリズムが乱れ、脈が速くなったり遅くなったり、リズムが不規則になる状態を不整脈といいます。

一時的なストレスや睡眠不足でも起こりますが、なかには心臓の病気が原因のこともあります。
特に心房細動は脳梗塞の原因になるため、早期発見・早期治療が重要です。

不整脈の主な種類

心房細動(しんぼうさいどう)

心房細動は、心臓の上の部屋(心房)が震えるように動き、脈が不規則になる不整脈です。
血液が心房内に滞りやすくなり、血のかたまり(血栓)ができやすくなります。この血栓が脳に飛ぶと、脳梗塞の原因となるため注意が必要です。

心房細動は決して珍しい病気ではありません。
日本では成人のおよそ1%前後にみられ、65歳以上では約3〜4%、80歳以上では10%前後の方が心房細動を有していると報告されています。高齢化に伴い患者数は年々増加しており、今後さらに身近な病気になると考えられています。

また、動悸や息切れなどの症状を感じる方がいる一方で、まったく自覚症状がないまま経過することも少なくありません。
そのため、健診や他の病気の診察中に偶然見つかることも多く、気づかないうちに脳梗塞のリスクを抱えている場合があります。

主な症状:
  • 動悸、息切れ
  • 胸の違和感、疲れやすさ
  • めまい、立ちくらみ
  • 無症状のことも多い

治療では、脈が速くなりすぎないようにする心拍数のコントロールや、正常に近いリズムを保つためのリズムコントロールを行います。また、心房内に血栓ができるのを防ぐため、抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)による血栓予防が非常に重要となります。

薬物治療で十分な効果が得られない場合や、症状が強い場合には、カテーテルアブレーションと呼ばれる治療が検討されることもあります。これは、心房細動の原因となっている異常な電気信号の発生部位をカテーテルで焼灼し、不整脈を根本的に治療する方法です。患者さんの年齢や症状、基礎疾患を考慮しながら、最適な治療方針を選択します。

期外収縮(きがいしゅうしゅく)

通常の脈の合間に「余分な拍動」が起こる不整脈です。
健康な方にも起こることがあり、疲労・ストレス・カフェイン・睡眠不足などが誘因となります。

主な症状:

  • 一瞬のドキッとする感じ
  • 脈が抜ける感じ
  • めまい、息苦しさ

ほとんどが良性ですが、頻発する場合や心臓病を伴う場合には治療が必要です。

徐脈(じょみゃく)・頻脈(ひんみゃく)

徐脈や頻脈は、脈が遅くなりすぎる、あるいは速くなりすぎるタイプの不整脈です。
徐脈では、めまい、ふらつき、失神などの症状が現れることがあり、原因によってはペースメーカーを体内に植え込み、心拍を補助する治療が必要になる場合があります。

一方、頻脈性不整脈にはさまざまな種類があり、動悸や息切れだけでなく、重症の場合には命に関わる不整脈が含まれます。代表的なものに、心臓の下の部屋(心室)が異常に速く拍動する心室頻拍や、心臓がけいれんのように動いて血液を送り出せなくなる心室細動があります。

これらの重篤な不整脈では、突然意識を失ったり、突然死につながる危険性があるため、薬物治療だけでなく、**植込み型除細動器(ICD)**と呼ばれる医療機器による治療が検討されることがあります。ICDは危険な不整脈が起こった際に自動的に電気ショックを行い、心拍を正常に戻す役割を果たします。

不整脈の種類や重症度、基礎疾患によって治療方針は大きく異なるため、正確な診断と専門的な評価が重要です。

不整脈の原因

  • 加齢による心臓の電気系統の変化
  • 高血圧や動脈硬化
  • 心筋症、心不全、弁膜症などの心臓疾患
  • 甲状腺の異常
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • アルコール・カフェインの過剰摂取
  • 精神的ストレス

不整脈は一つの原因だけでなく、複数の要因が関与していることも少なくありません。
当院では、これらの原因を一つずつ丁寧に確認し、不整脈そのものの治療だけでなく、背景にある根本原因の改善も含めた診療を行っています。

不整脈の検査

当院では、以下の検査を組み合わせて、不整脈の有無・種類・重症度を総合的に評価します。

  • 心電図検査:基本的な不整脈の有無や心拍リズムを確認
  • 24時間ホルター心電図:日常生活中の脈の乱れを記録
  • 心臓超音波(エコー)検査:心臓の形や動き・機能・弁膜症の有無を確認
  • 血液検査:甲状腺や電解質の異常を確認

不整脈の治療

不整脈の種類や重症度に応じて、治療法を選択します。

1. 生活習慣の改善

  • 睡眠を十分に取る
  • カフェインやアルコールを控える
  • ストレスのコントロール
  • 減塩・適度な運動

2. 薬物療法

  • 不整脈を抑える薬(抗不整脈薬)
  • 心拍数を整える薬(β遮断薬など)
  • 心房細動の場合は抗凝固薬(血液サラサラの薬)で脳梗塞を予防

3. 専門的治療

薬物治療で十分な効果が得られない場合や、重症の不整脈が疑われる場合には、
提携先の 東京慈恵会医科大学西部医療センター(旧第三病院) や榊原記念病院 と連携し、

  • カテーテルアブレーション(不整脈の原因となる部位を焼灼する治療)
  • ペースメーカーや植込み型除細動器(ICD) などの高度医療

を適切なタイミングでご紹介します。
当院が診断・治療方針の整理を行った上で連携しますので、安心してご相談ください。

当院の不整脈診療の特徴

  • 循環器内科専門医による専門的な診断と治療
  • ホルター心電図・心エコーによる詳細な評価
  • 心房細動の早期発見と脳梗塞予防に力を入れています
  • 慢性的な不整脈も継続フォローアップにより再発・合併症予防
  • 必要に応じて専門病院と連携し、適切かつ迅速に治療につなげます

よくある質問(不整脈について)

Q1. 一時的にドキドキすることがあります。受診すべきですか?
A1. 一過性のものでも心房細動などの不整脈が隠れている可能性があります。症状が軽くても、早めの心電図検査をおすすめします。

Q2. 不整脈の薬は一度飲み始めたらずっと必要ですか?
A2. 症状や心臓の状態により異なります。定期的な検査で治療内容を見直しながら、必要最小限の治療を心がけています。

Q3. 脳梗塞の予防はどんな薬を使いますか?
A3. 心房細動がある場合には、**抗凝固薬(血液を固まりにくくする薬)**を使用して脳梗塞を予防します。年齢や腎機能、出血リスクを考慮し、患者さん一人ひとりに適した薬剤を選択します。

院長より

私はこれまで、救急医療および循環器診療の現場で多くの不整脈患者さんを診療してきました。
心房細動をはじめとする不整脈は、自覚症状が乏しいまま脳梗塞などの重篤な合併症を引き起こすことがあり、早期発見と適切な治療が非常に重要です。

これまでに、薬物治療だけでなく、カテーテルアブレーション治療や、植込み型除細動器(ICD)・ペースメーカー外来での診療にも携わってきました。
その経験を活かし、軽症の段階から高度治療が必要なケースまで、患者さん一人ひとりに合った治療方針を考えることを大切にしています。

佐野医院では、
「動悸がする」「脈が乱れる気がする」といった日常の小さな違和感を見逃さず、必要に応じて専門医療機関と連携しながら診療を行っています。

調布市国領町・多摩川住宅・狛江市中和泉周辺でにお住まいで、
不整脈が気になる方、健診で脈の異常を指摘された方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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